住まいのお手入れ方法について

住まいのお手入れ方法について

メンテナンススケジュール

お手入れ・補修の目安一覧表

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お手入れ・補修の目安一覧表
お手入れ・補修の目安一覧表

住まいのお手入れ・補修は、建築の立地条件や素材、日常の手入れによっても異なってきます。本表はあくまでも目安としてください。それぞれの部位は適宜、状況に応じて随時メンテナンスを行ってください。

お手入れに関する基礎知識

正しい道具選び、洗剤選びをすればカンタンに、そして大切な住まいを傷めることなくお手入れできます。

メンテナンスに役立つ道具・工具類

メンテナンスに役立つ道具・工具類

洗剤選び

メンテナンスに役立つ道具・工具類

1. フローリング

日常のお手入れ
  • 板張りの床は水が大敵。日常のお手入れは、なるべく水を使わないことが基本です。やむを得ず濡れた雑巾などを使った場合は、しっかりと乾拭きをしてください。
  • 大きなゴミやホコリは、ほうきや掃除機で取り除きます。掃除機等で取り除けなかった小さなホコリや細かな汚れは乾拭きしましょう。さらに念入りに行いたい場合は市販の床用お掃除シート等で拭き取ります。
  • 水や醤油などをこぼしたときは、すぐに拭き取るようにしましょう。その際は念入りに乾拭きを行ってください。
    ※木質床材の板と板の継ぎ目の部分や、表面塗装が劣化した部分から水がしみ込むと表面材の割れやはがれが発生してしまいます。水・醤油などをこぼしたら、乾いた雑巾などですぐに拭き取りましょう。
  • 乾拭きしても落ちない汚れは、水で濡らし固く絞った雑巾で拭き取り、きれいになったら、乾いた布で水分を十分に拭き取ります。さらに落ちにくい汚れには、住居用洗剤(木質床材に使用できるもの)を薄めた液で濡らした雑巾を固く絞って拭き取ります。この場合も汚れが落ちた後、乾いた布で水分をじゅうぶんに拭き取ります。
    ※汚れ取りには、シンナー、除光液、塩素系洗剤、酸素系洗剤を使用しないでください。(色落ちの原因となります。)

【ワックス掛け】

擦りキズ・シミの予防や、ツヤを保つために定期的にワックス掛けをしましょう。転倒防止のため、必ずすべり止め剤入り木質床用ワックスを使用しましょう。樹脂ワックスを用いる場合は厚く塗りすぎると、歩行時にワックス皮膜の割れる音が発生することがあるのでご注意ください。

【ワックス掛け時期の目安】

水性ワックス:2~3ヶ月に1回
樹脂ワックス:2~3ヶ月に1回
油性ワックス:1ヶ月に1回

※無垢の単一材の場合は1カ月に1回を目安にしてください。
※上記の時期は一般的な目安です。使用するワックスにより多少異なるため、事前に取り扱い説明書をご確認ください。


補修方法
小さい切り傷や
引っかき傷
同色のマジックペン等を塗ってからワックスで磨きます。市販のフローリング用キズ補修クレヨンなどを使ってもよいでしょう。
小さい床のへこみ パテかエポキシ系の重填材で埋めてからフローリング塗装用修正剤で着色します。
大きい床のへこみ (1)床材と同じ材質の板で埋木します。
(2)埋木のすき間は木工用パテで補修してください。
そり 縁甲板など無垢の単一材を使用したものは、そりが生じてもわずかであれば心配ありません。(季節により乾燥収縮が起こります。)その他の場合は“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。
床鳴りがする、きしむ 長い間置いたピアノやタンスなど、重い家具を移動した後などでは、床鳴りやきしみが起こる場合があります。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
ご注意
  • 熱いものを直接、置かないようにしましょう。
  • 電気カーペットを敷く場合には、床材の劣化を抑えるため、断熱材のある専用シートを下に敷いてお使いください。
  • 木材は重い家具などの重量が一点に集中すると、その部分がへこんでしまいます。ピアノなど重いものの脚部には、小さな板などを敷き、重量を分散させるようにしましょう。
  • 床材にキズが付くのを防ぐために、いすの足などにはフェルトを付けましょう。

2. たたみ

日常のお手入れ
  • たたみは直射日光にさらされると黄色く変化するので注意が必要です。また、カーペットを上に敷くと、たたみを蒸らしダニやカビの発生の原因となり、衛生面からみて望ましくありません。
  • たたみの目はホコリがたまりやすいので、掃除機やほうきで毎日お掃除しましょう。その際、たたみを傷めないように目に沿って掃除機やほうきを動かしましょう。さらに念入りにホコリを取り除きたい場合は、乾拭きするときれいになります。
  • 掃除機でも、乾拭きでも目にホコリが残ってしまう場合は、お湯で固く絞った雑巾で拭くときれいになります。住居用洗剤(酢でも可)をぬるま湯で薄め、布で浸して固く絞った布で拭くとさらにきれいになります。たたみは湿気を嫌うためお掃除の最後にはしっかりと乾拭きを行ってください。
    ※拭き掃除の際も、掃除機やほうきと同様にたたみの目に沿って行ってください。
【エコクリーニング】

ほうきで掃除をする時に、しっかりと絞ったお茶の葉をまいて一緒に掃くと目の中の細かなホコリがよくとれます。掃いた後は、乾いた雑巾で拭くのもお忘れなく。

【たたみ干し】

昔は大掃除の風物詩でもあったたたみ干しですが、最近は干す場所が少ないせいかめっきり見かけなくなりました。もしお住まいにたたみを干す場所がなくても、たたみを上げて、ビンや缶などを置きたたみの裏に空気を通すだけでも効果があります。

補修方法
シミ 塩素系漂白剤を水で薄めて綿棒でシミ部分に塗ると、数分で脱色されてきれいになります。
※漂白剤の濃度が高すぎるとたたみの青さまで漂白してしまうのでご注意ください。

醤油・油などを

こぼした時
粉末の洗剤・クレンザーをふりかけ、じゅうたんに液体を吸い取らせた後、掃除機で処理して、固く絞った布で何度も拭きます。最後に乾拭きをしっかりとします。
クレヨンがついた時 ごく少量のクリームクレンザーを乾いた布につけ、たたみを傷つけないように丁寧にこすります。
フェルトペンがついた時 油性の場合はラッカー薄め液(マニキュアの除光液でも可)で拭き取ります。
水性の場合はクリームクレンザーで拭き取ります。
へこみ へこんだ部分に濡れたタオルを当て、アイロンをかけて直します。
へこみがもどったらドライヤーなどで十分に乾かしてください。
小さな焼けコゲ 消毒液をたっぷり含ませたタオルで、たたきながら脱色します。
大きな焼けコゲ (1)コゲた部分を切り取ります。
(2)切り取った部分よりやや大きめの切れ端にアイロンボンドをつけます(たたみ屋さんから分けてもらうとよいでしょう。)
(3)たたみの目に合わせて押し込んでください。
(4)その上からアイロンをかけます。
縁の汚れ (1)古い歯ブラシに、水で薄めた中性洗剤をつけて軽くこすります。
(2)蒸しタオルでたたいて乾拭きします。
カビ たたみ干しをして湿気を取った後、消毒用アルコールを布にしみ込ませ、カビを拭き取ってから掃除機で吸い取り、風を通して乾燥させます。必ずマスクとゴム手袋を着けて行います。

3. ビニール系の床(クッションフロアなど)

日常のお手入れ
  • 掃除機でゴミを取り、固く絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。
  • 汚れが表面から内部の発泡層にしみ込むと取れにくくなるので、汚れたらすぐに拭き取りましょう。
  • 定期的にクッションフロア用ワックスで磨くと長持ちします。
補修方法
汚れ 中性洗剤をお湯で薄め、ムラなく塗ります。10~20分して汚れが浮いたら、ブラシなどでこすり落とします。よく絞った雑巾で、洗剤分を残さないように拭き取ってください。床が乾いたら、水性ワックスを2~3度塗ります。
※濡らすと水が浸入しやすく、はがれることもあるので、継ぎ目や端部には気をつけましょう。
隅部のはがれ 劣化した接着剤をヘラなどではがし、クッションフロア用接着剤を塗ります。
半日ほど重石をして定着させます。はがれを放っておくと範囲が広がっていくので、そり癖がつく前に補修しましょう。
劣化による割れ 経年劣化により表面が固くなると、割れやすくなります。人の動線上で割れが生じた場合は張替えましょう。
大掛かりな作業となる場合は“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。
ご注意
  • 熱に弱いので、熱いものを直接置かないようにし、タバコの火にも注意してください。
  • 重いものやゴム製品(家具のゴム製脚キャップなど)を長期間床の上に置くと、へこみや跡がつき、元に戻らなくなるので注意しましょう。
  • 表面がやわらかいので重いものや尖ったものを落とさないよう気を付けましょう。

4. 玄関床(鉄平石・つや消しタイル・磁器質タイル)

日常のお手入れ
  • 屋外からの砂や泥が主な汚れです。ほうきなどで掃きましょう。玄関マットを置いたり、庭先やポーチの砂や泥を掃除するのも有効です。
  • 湿らせた新聞紙をちぎって床にまき、ほうきで掃くと細かいホコリや砂まできれいになります。
  • 1週刊に1度は、ポーチの水洗いをしましょう。
    ※寒冷地では、冬の水洗いは凍結のおそれがあるので避けます。
    ※人造大理石・天然石(光沢のある床材)は水で濡らすと光沢が失われるため乾拭きします。
【ワックス掛け】
  • ホコリをそのままにしておくと、湿気を吸ってシミの原因になってしまいます。ブラシや羽ぼうきでこまめにホコリを払いましょう。
  • 落ちにくい汚れは消しゴムか食パンでこすり落とします。もし落ちないようなら、住居用洗剤を薄めたぬるま湯を布に含ませ、上からたたくようにして拭き取り、表面を傷めないように注意しながら、仕上げに乾いたきれいな布で拭きます。水拭きは汚れがしみ込んでしまわないようご注意を。

壁・天井

1. クロス・ビニールクロス張り

日常のお手入れ
【クロス】
  • ホコリをそのままにしておくと、湿気を吸ってシミの原因になってしまいます。ブラシや羽ぼうきでこまめにホコリを払いましょう。
  • 落ちにくい汚れは消しゴムか食パンでこすり落とします。もし落ちないようなら、住居用洗剤を薄めたぬるま湯を布に含ませ、上からたたくようにして拭き取り、表面を傷めないように注意しながら、仕上げに乾いたきれいな布で拭きます。水拭きは汚れがしみ込んでしまわないようご注意を。
【ビニールクロス】
  • ブラシではいたり、掃除機をかけて表面の汚れを落とします。水拭きができるので比較的簡単に汚れを落とせますが、その際は継ぎ目の間に水分が入らないよう注意して、固く絞った雑巾で行いましょう。
    ※シンナー、ベンジンなどは、変色や色柄が消える原因になるので使用しないでください。
  • 落ちにくい汚れは中性洗剤をお湯に溶かし、固く絞った雑巾で拭き取った後、乾拭きします。さらにひどい場合は、強力洗剤をスプレーし、下から上へ拭きます。
    ※上から下へ拭くと、洗剤がたれてシミの原因になるので避けましょう。
補修方法
クロスの継ぎ目のほつれ 目打ちの先などで少しずつ糊をつけて固めます。
クロスの破れ 同じクロスを張ります。下地に傷がついていたら、パテで埋めて乾燥させてから張るときれいに仕上がります。
ビニールクロスのカビ 表面のカビには、住居用洗剤をぬるま湯で薄めて拭き、ドライヤーで乾燥させます。落ちにくい場合は、塩素系漂白剤を表示に従って薄め、カビ部分に塗ります。20分ほど置き、ぬるま湯で絞った雑巾で拭き取ります。防カビスプレーを吹き付けておくと効果的です。
※裏側までカビが生えてしまった場合は“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
ビニールクロスに付着した煙草のヤニ 住居用洗剤を熱湯で5倍くらいに薄め、スポンジローラーなどで下から上にムラなく塗り、下から上へ、ブラシでこすります。壁の隅の汚れは、ナイロンパットを使うときれいになります。洗剤が乾く前にきれいな布で水拭きをし、乾拭きで仕上げます。
ビニールクロスの鉄サビ 漂白剤で拭き取ります。水拭きで洗剤分を取り除き、乾拭きをしてからよく乾燥させます。
※酸素系漂白剤より、還元型漂白剤の方が効果があります。
ビニールクロスのはがれ 下地の汚れを取り除き、酢酸ビニール系接着剤を水で薄めたもので張ります。はがれ方によって、筆、ノリばけ、ヘラなどで、端までしっかり糊を塗りましょう。上からスプーンなどで押さえ、めくれ癖のついているものは、画びょう、セロハンテープなどで5~6時間押さえておきます。
※下地に古い裏紙が残っていたり、凹凸のある場合には、調整が必要です。その場合や、広範囲に張替える場合など“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
ご注意
  • 下地が石膏ボードの場合、堅いものをぶつけると下地がヒビ割れすることがあります。家具などの移動の際には、十分気をつけてください。
  • 壁にものを取り付ける時には、芯材が通っている場所を探して針を打ちます。金づちなどで軽くたたくと、芯材の通っているところは、他より重い音がします。市販の下地探しを使うと便利です。また、壁には電気配線が通っています。コンセントの上下などは危険なので特に気をつけてください。

2. 板張り・化粧合板張り

日常のお手入れ
  • 柔らかい布で乾拭きしたり、羽根ぼうきなどでホコリを落としましょう。水拭きをすると、汚れがしみ込んで取れなくなったり、ツヤがなくなったりするので避けましょう。
補修方法
ひどい汚れ 住居用洗剤をぬるま湯で薄めたもので拭きます。固く絞った雑巾で、力を入れすぎないように拭きます。
※力を入れすぎると、化粧合板などは表面のプリントを傷めることがあります。
表面材のはがれ 酢酸ビニール系接着剤を水で薄めたもので張ります。表面材に空気をふくんだ浮きのある場合は、浮きの中央にカッターで切り込みを入れ、接着剤を注入します。空気を抜きながら外側から中央に向かって張り、平らにします。
ご注意
  • 跡が残ったり、表面材が一緒にはがれたりするので、シール、テープは貼らないようにしましょう。
  • 表面材の変色やはがれの原因になるため、極力直射日光を当てないようにしましょう。

3. 白木

日常のお手入れ
  • 柔らかい布で乾拭きをします。豆乳に浸し固く絞った布で磨くとツヤが出ます。
  • 汚れ防止には白木用ワックスが有効ですが、塗りすぎはかえってシミの原因になるので、使用量には注意しましょう。
  • 一度汚れが付くとしみ込んでしまい落としにくいので、普段から汚さないよう気をつけましょう。
補修方法
手あかなどの汚れ 白木漂白剤を使って軽く拭きます。洗剤成分を残さないよう、お湯拭きで仕上げます。

4. 繊維壁・砂壁

日常のお手入れ
  • ホコリは、軽くはたきをかけるか、大きなブラシで落とします。
  • カビの原因になるので湿気には注意しましょう。
  • 一度汚れがつくと落としにくいので、普段から汚さないよう気をつけましょう。
  • 表面を傷つけるおそれのある掃除機やたわし、変質・変色の原因となるシンナー、ベンジンなどは使わないようにしましょう。
補修方法
砂落ちの防止 砂壁押さえ用スプレーなどが有効ですが、木工用ボンドでも代用できます。柱やスイッチまわりにはマスキングテープを貼り、床には新聞紙を敷いておきます。ホコリを払ってきれいにした壁に、水で薄めた木工用ボンドを霧吹きで吹き付けます。
ひび割れ 絵の具を練り込み壁と同色にしたパテをヒビ割れの筋にそって、ヘラで二塗りこみます。はみ出た部分は、かき落としてから平らにします。目の細かいサンドペーパーで、表面をなめらかにします。
絵の具を練り込み壁と同色にしたパテを塗り込みます。穴の大きさによって、数回に分けて塗りこみ、ヘラで表面を平らにします。1~2日置きじゅうぶん乾燥させ、表面の凹凸をサンドペーパーでなめらかにして仕上げます。
柱との間のすき間 柱の部分をマスキングテープで覆ってから、すき間部分に絵の具を練り込み壁と同色にしたパテを塗りこみます。

5. 天井

日常のお手入れ
  • 直接手を触れることのない天井の汚れのほとんどは、煙草の煙に含まれるヤニや調理による油分・水蒸気、空気に含まれるホコリなどが原因です。日頃のじゅうぶんな換気も大切です。
  • ホコリは化学はたきでなでるようにして取ります。静電気でホコリを吸着するため、下に落とすことなくお手入れできます。化学はたきの代わりにほうきに布を巻き、その上にナイロンストッキングを被せたものでも代用できます。
  • お手入れに掃除機を使う場合は、掃除機の吸引口をぶつけるなど天井材にキズを付けないようご注意ください。
  • クモの巣、ススなどは、定期的に掃除機のブラシやはたきで払います。
【クロス天井】

粘着タイプのローラーでホコリを取りましょう。

【ビニールペイントの天井】

住居用洗剤を薄めたもので汚れを落とし、水で絞った布で仕上げ拭きしましょう。その後、窓を開けて乾燥させます。

補修方法
クロス天井の汚れ カーペットクリーナーを吹きつけて、汚れをブラシでこすり取ります。乾いた布で洗剤分を落とし、乾かします。
こびりついたハエなど虫のフン サンドペーパーでこすり取ります。
天井のシミ

雨漏りの可能性があります。天井裏の点検をすることをおすすめします。雨漏りの原因を突きとめて、修繕を行ってください。

※万一、雨漏り部分の天井が腐った場合は張替えが必要です。放っておくと、壁まで腐朽が進みます。“リフォーム倶楽部オネスト”にご連絡ください。

ご注意新たにシャンデリアのような重い照明器具などを取り付ける際には、落下による事故を防ぐため、各照明器具の取扱い説明書の指示に従ってください。あるいは電気店に取り付けを依頼してください。

室内建具

1. 室内扉

日常のお手入れ
  • 乾拭きをします。表面材をはがすおそれがあるので水拭きは避けます。ドアノブも一緒に磨いておきましょう。
  • 落ちにくい汚れは、住居用洗剤をお湯で薄め、固く絞った布で拭き、乾拭きをしましょう。
  • 月に一回は丁番にスプレー式の潤滑油などをさしておきましょう。
調整方法
室内ドアの開閉がスムーズにいかない 蝶番にスプレー式の潤滑油をさし、建付けを調整します。(下記調整図参照)ドアに原因が見られないときは、ストライク(受け金具)を調整します。
敷居の滑りが悪い 戸の敷居は、板に目の細かいサンドペーパーを巻きつけて、溝をこすります。油性の塗料か植物性油を塗っておきます。
浴室ドアが閉まりにくい ストライクのネジを緩め調節します。
両開き戸の扉の浮き、左右のズレ ドライバーで蝶番を調節します。
室内建具の調整方法
【室内建具のそり】

季節や冷暖房の影響によって、建具には微妙なそりなどが生じます。1年を過ぎ、一通り春夏秋冬を経れば落ち着くので、1年間は開閉に支障がないかぎり、そのままにしておく方がよいでしょう。とくに秋から冬にかけて入居した場合、暖房を入れた部屋とそうでない部屋の温度差によってそりが生じることがあります。あわてて手直しすると、その後、春になってから開閉が緩くなり、再び調整が必要になることもあります。

2. 窓ガラス

日常のお手入れ
  • 窓枠は住居用洗剤で拭いて、乾拭きしましょう。ガラスの汚れは水分を含んでいるので、乾拭きだけでもかなりきれいです。
  • 新聞紙を霧吹きで湿らせ、雑巾がわりに使うとピカピカになります。新聞の印刷インクがガラスにツヤを与え、汚れにくくなります。
ルーバー窓

掃除をするときは、ハンドルを回して板面が水平になるまで開けます。汚れは濡れ雑巾で拭きます。

修理方法
ペンなどの落書き ガラスクリーナーで落とします。凹凸面のあるガラスの場合は、ベンジンやマニキュアの除光液をカット綿に含ませて落書き部分に塗り、ブラシで丁寧にこすり落とします。
ガラスに貼ったシール シールにタテヨコ細かな傷をつけます。この時、カッターナイフ等でガラスの表面を傷つけないよう注意してください。水をたっぷりつけたコップを貼り、15~20分おきます。ラップを取り、シールをこすってはがします。

3. 押し入れ・クローゼット

日常のお手入れ
  • 収納物を守るためにも、晴れた日は、できるだけ扉を開けて通気をはかりましょう。また、中に物を詰めすぎないようにしましょう。
    ※入居後1年ぐらいはとくに通気に注意します。
  • 湿気を防ぐために、すのこを敷いておくのも効果的です。
  • 湿気付きのエアコンがあれば、扉を開けた状態で運転します。換気扇で風を送り込むのも効果があります。

4. 床柱

日常のお手入れ
  • 床の間の丸木柱の白木部分などは、柔らかい布で乾拭きしましょう。
  • 床柱は、乾燥させたヌカや茶がらを布袋に入れてこするとツヤが出ます。
    ※床柱や木部の水拭きは、保護膜が剥がれて、表面のツヤがなくなるので注意してください。
  • こまめな乾拭きで落ちない汚れには住居用洗剤を使います。居住用洗剤をお湯で薄め、固く絞った雑巾で拭きます。水分が多かったり、強くこすりすぎるとシミや表面の荒れになるので注意しましょう。
  • 洗剤拭きでも落ちない汚れには、サンドペーパーを使います。できるだけ目の細かいサンドペーパーを使い、表面を軽く丹念にこすりましょう。

5. 障子・ふすま

日常のお手入れ
  • ホコリはそのままにしておくと湿気を吸って、シミの原因になります。大きなブラシやはたきで落としましょう。
  • ふすまに付いた手あかなどの汚れは、消しゴムでこすって落としましょう。
  • 障子の桟に付いたホコリは雑巾で乾拭きします。桟の隅のホコリは筆先でかき出します。
調整方法
敷居の滑り 滑りが悪い場合には、敷居にロウソクをこすりつけます。卵の殻を細かく砕き、水で少し湿らしたものを布でくるんで敷居を叩くようにして拭くのも効果的です。滑りが良すぎる場合は、ベビーパウダーを少しまいてみましょう。
障子の日焼け コップ1杯の水に洗濯のり小さじ1杯と漂白剤小さじ2杯を入れて混ぜ、障子にはけで塗るか、スプレーすると、元の白さが戻ります。
ふすまのそり ふすまを裏返しにしてはめておくと元に戻ります。
ふすまの破れ 破れた部分に霧吹きで水をかけて湿らせ、その部分より少し大きめに切ったハガキに糊をつけてやぶれの裏側に差し込みます。その上から破れたふすまをなでるようにハガキに貼り付け仕上げます。
障子の張替え手順
障子の張替え手順
ふすまの張替え手順
ふすまの張替え手順
【エコクリーニング】

大根おろしのしぼり汁でも障子の漂白ができます。しぼり汁をハケにつけえ、うすく塗ります。塗り終えたら風通しをよくし、乾かします。大根に含まれるビタミンCには強い還元作用があり、黄ばみを軽減してくれます。見違えるように白く、そして丈夫になります。

キッチン

1. ワークトップ・シンク

日常のお手入れ
  • 汚れたらすぐに拭き取る、が基本です。こびりつく前の汚れなら簡単なお掃除で落とせます。詰まりの原因になる油、野菜くずなどは普段から流さないよう心がけましょう。
【ステンレス】

使用後は水で流し、水気を拭き取ります。週に一度は食器用洗剤で磨きましょう。
※ステンレスは塩素に弱いので、塩素系漂白剤を使ったときは、すぐに洗い流してください。
※スチールたわしやクレンザー、薬品はキズや変色などの原因になるので使わないでください。

【メラニン、人造大理石】

住居用洗剤で磨いた後、お湯拭きをしましょう。
※スチールたわしやクレンザー、薬品はキズ、変色の原因になるので使用は避けましょう。
※直接、包丁を使ったり、熱いものを置いたりしないようにしましょう。

補修方法
ステンレスのサビ

サビ取り剤をつけてこすり落とします。

※中まで浸透して落ちない場合は“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
ステンレスの白いシミ 洗剤や水の成分が空気と化学反応してできるカルキのシミです。クリームクレンザーで落とし、水分を拭き取ります。
人造大理石のキズ

浅いキズなら、細かい目のサンドペーパーでこすります。

※欠けやヒビ割れのある場合は“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
人造大理石の油ジミ 台所用中性洗剤で落とせます。最後に水拭きをし、その後乾拭きを。
流しのつまり 水を張って、吸引カップで詰まったものを取り除きます。
臭気 排水管口のカゴを外して洗います。

2. 水栓金具

日常のお手入れ
  • 中性洗剤で磨いた後、水洗いをしましょう。
    ※熱いお湯をかけておくと、すっきりと乾きます。
    ※カーブしているところや、こみ入ったところは、歯ブラシに液体クレンザーなどをつけて磨くと上手に洗うことができます。
    ※シングルレバーの水の出が悪いときは、吐水口キャップに、ゴミなどが詰まっているのが原因だと思われます。吐水口キャップをはずし、網目に詰まっているゴミを歯ブラシで取り除きましょう。

補修方法
水ホースの水漏れ

補修テープや専用接着剤で補修します。

蛇口周辺の青サビ 歯磨き粉と水をブラシにつけて磨けば採れます。
クリスタルハンドルの汚れ

ハンドルを分解して内側の汚れを取ります。

【エコクリーニング】

キッチンのお手入れに、重曹は大活躍します。シンクや水栓金具に直接ふりかけて磨けば、クレンザー代わりに使えます。粒子がとても細かいので人造大理石にも使えます。また弱アルカリ性の重曹は、油やぬめりなどの主な台所汚れを中和し分解。落ちやすくなった汚れはラクに拭き取れます。排水口に重曹の粉をふりかければ、カビや雑菌の繁殖を抑えます。中和作用で排水管の中まできれいにしてくれ、込み上げてくるニオイも抑え、消臭にも効果を発揮します。料理にも使うものですから、もちろん無害。肌荒れの心配もありません。体にも、地球にもやさしい重曹を活用しましょう。

3. 加熱機器

日常のお手入れ
【ガスレンジ】
  • 使った後は、お湯拭きしましょう。
    ※煮汁のふきこばれや油は、時間がたつほど取れにくくなります。ひどくなる前に拭き取るのが鉄則です。
  • レンジのこびりついた汚れは、強力洗剤をふりかけ、しばらくおいてからこすり落とします。
    ※ステンレス部分には、スチールたわしは使わないでください。スチールたわしでこすると、キズがついてサビの原因になります。
  • 五徳は台からはずして、台所用洗剤やクレンザーで磨きましょう。
  • ガスレンジの受け皿は、台所用洗剤を入れたお湯につけ、汚れをふやかしてから磨きましょう。
    ※溝の部分は、歯ブラシを使うと汚れが落としやすくなります。
  • バーナーは、ワイヤブラシでこすります。穴の目詰まりもキリなどで取り除き、水気をよく取ってから取り付けましょう。
  • ガスの元栓は、クッキングペーパーなどに洗剤をしみ込ませ、くるんでおいて汚れを浮き立たせてから拭き取りましょう。
  • ゴムホースは、洗剤をつけた布ではさみこむように拭き、そのあと水拭きをしましょう。
    ※油汚れは、ホースの老化を早めます。1~2年に一度はホースの交換をしてください。

【IHクッキングヒーター】
  • 調理で汚れたら余熱が残っているうちに絞った布で拭きましょう。
    ※クリームクレンザーや固いスポンジでこすると、表面のフッ素コーティングがはげてしまうので避けてください。
  • トッププレートに付いた油汚れは、お湯で薄めた台所用中性洗剤を柔らかいスポンジに含ませて拭き、水気を完全に拭き取ります。
    ※汚れを放置すると調理のたびに高温で汚れが焼きつき、こげつき汚れになってしまいます。

4. 換気扇・レンジフード

日常のお手入れ
【換気扇】
  • 油汚れがニオイや故障の原因になるので月一回はお手入れを。スイッチを切ってプラグを抜いてから住居用洗剤を拭きかけ10~15分置きます。お湯の中に入れ、ブラシでこすり洗いをします。外せない部分やすき間の汚れは、洗剤をしみ込ませた布で拭き、その後乾拭きをします。
【レンジフード】
  • 外側の油汚れに気づいた時には、こまめに水拭きか洗剤拭きをしましょう。
  • 半年~1年に一度はフィルターを取り外し、中性洗剤を入れたぬるま湯に30~40分浸け置き洗いをします。残った汚れはフィルターの目に沿ってブラシなどで洗い流し、すすいでよく乾燥させましょう。
補修方法
換気扇の異常音 (1)羽根の取り付けを確認します。
(2)汚れが原因の場合は、住居用洗剤で掃除をします。
こびりついた頑固な油汚れ (1)油汚れの部分に台所洗剤をかけ、その上からぴったりラップをかけます。
(2)ドライヤーでラップの上から温めて汚れを浮かせます。
※ドライヤーは必ず10cm以上離し、2分以上は当てないようにしましょう。
(3)すぐにスポンジなどを使い、お湯か水で洗い流します。

5. キャビネットなど

日常のお手入れ
【キャビネット本体】
  • 扉はぬるま湯で薄めた居住用洗剤を布につけて汚れを拭き取ります。取っ手の部分も同様に拭き、細かい部分は割りばしや歯ブラシを使います。お湯をふくませ固く絞った布で洗剤分を取り除き、乾拭きをします。
  • キャビネット内部は湿気やニオイがたまりやすいので、定期的に扉を開け放して風を通しましょう。
【食器洗い乾燥機】
  • 使うたびに残さいフィルターをブラシで洗います。
  • 水あかや食べ物のかすがたまりやすいので、定期的に空のまま運転させ、庫内をきれいに保ちましょう。

6 .壁まわり・床まわり

日常のお手入れ
【キャビネット本体】
  • 水はね・油はね、食べ物の汚れなどがつきやすく、そのままにしておくとベタベタや変色の原因となります。汚れたらすぐに固く絞ったお湯拭きでお掃除を心がけましょう。
  • レンジまわりのタイルやビニール壁の汚れは、台所用洗剤で落とし、その後水拭きをし、乾拭きで仕上げます。
補修方法
タイル目地にこびりついた油汚れ 割りばしでこびりついた汚れをこそげ落とし、洗剤を下から上へ拭きかけます。5分ほどおいてからたわしでこすり、布で拭き取ります。
レンジまわりの壁のしつこい汚れ ティッシュペーパーを貼り付け、その上から住居用洗剤をスプレーし、パック状態に塗布します。15分程おき、汚れがゆるんだら熱い湯で絞った雑巾で拭き取り、乾拭きをして仕上げます。

洗面所

日常のお手入れ
  • 湿気のたまりやすい場所なので、じゅうぶんな換気を心がけましょう。湿気をためたままにしておくとカビの発生やクロスのはがれなどの原因になります。
【洗面ボウル】
  • 使った後は水分を拭き取ります。水滴をそのままにしておくと、水道水中の成分が蓄積し、落ちにくいガンコな汚れに変化します。こまめに拭き取るように心がけましょう。
  • 週に一回は中性洗剤で磨きましょう。
  • 水あか落としには、練り歯磨きもクレンザー代わりに使えます。
    ※粒子の粗いクレンザー、たわしなどは傷の原因になるので使わないでください。
  • 取れにくい汚れは洗面ボールに水を張り、漂白剤を溶かして一晩おき、汚れをゆるめてから落とします。その後水洗いし、洗剤分を落としてから乾拭きします。
  • 週に一度はポップアップ弁の掃除をしましょう。ポップアップ弁を引き抜き、ヘアキャッチャーにからまった髪の毛やゴミを取り除きます。細かいところは歯ブラシを使って汚れをこすり落とします。
  • 排水管は、油分などの汚れがつきやすく、詰まりやすいので、髪の毛などは絶対流さないようにしましょう。
【水栓金具】
  • 使ったあとは柔らかい布で拭きましょう。
  • 週に一回は中性洗剤で磨きましょう。
【洗面カウンター】
  • 使用後は乾拭きをします。
    時々キャビネットの扉を開け、風を通して湿気をためないようにしましょう。
【鏡】
  • ガラス用洗剤等で拭きましょう。シェービングフォームをつけて拭くと曇りどめ効果があります。
  • 過度に湿気がつくと周囲から黒く変色し、映らなくなるので水滴などはしっかり拭き取るようにしましょう。
【水受けトレイ】
  • シャワー水栓タイプはキャビネット内の水受けトレイに水がたまってないか時々点検しましょう(蛇口ノズルのシャワーホースを伝わった水が、トレイにたまる仕組みになっています。)そのまま放置すると溢れ出したり、カビの発生の原因になります。

補修方法
水漏れ 水道蛇口や洗面台下の止水栓のナットがゆるんでいると水漏れを起こすので、ウォーターポンププライヤーで締めつけてください。
ホーローの洗面ボールのキズ ホーロー補修剤に絵の具を混ぜ、洗面ボウルと色を合わせます。補修箇所に薄く塗り、表面をへらで平らにします。丸一日乾かし、細かい目のサンドペーパーでこすって仕上げます。
詰まり オーバーフロー穴(水があふれないように設けられた穴)に雑巾などをつめ、ふさいでからカバーラップを押し当て、引っ張ります。数回の作業で流れるようになります。
排水管表面のサビ サビ取りクリーナーやクリームクレンザーなどを使ってこすり落とします。水拭きした後、乾拭きをし、ワックスを塗っておきます。水滴をついたままにせず、時々乾拭きをしておくと予防に効果的です。
排水管の悪臭 排水口の中と周囲に中性洗剤をたっぷりふりかけ、お湯を注ぎます。しばらくおいた後、たわしなどで掃除し、ホースで勢いよく水を流してください。

バスルーム

1. 浴槽・水栓金具

日常のお手入れ
【浴槽】
  • お湯のぬくもりが残っているうちに、スポンジに石けんをつけて洗いましょう。長く放っておくと、湯あかがたまって落ちにくくなります。
  • 落ちにくい汚れは、浴室用洗剤か住居用洗剤をスポンジにつけて落とし、よく水洗いしましょう。
    ※FRP(繊維強化プラスチック)製のユニットバスなどの場合、たわしやクレンザーは、キズがつくので使用しないでください。
    ※ステンレス浴槽はキズに弱いので、掃除は特に慎重にしてください。
【風呂フタ】
  • 風呂フタは浴室用洗剤をつけて、やわらかいスポンジで汚れをこすります。水洗い後、風通しの良い場所で乾燥させてください。
  • カビが生えたらカビ取り剤をつけこすりましょう。ひどい場合には浴槽の水にカビ取り剤を混ぜ、一晩浸け置きしてから洗います。
【水栓金具】
  • 全体を浴室用洗剤で洗いましょう。お手入れの後は水気を拭き取ります。
  • 取りにくい汚れは、液体クレンザーをブラシにつけてこするときれいになります。
  • シャワーの出が悪くなってきたら、分解して洗います。反時計回りに強く回してシャワーヘッドを外し、スポンジと浴室用洗剤で洗います。シャワーの噴出口は中心のネジを外し、全体の汚れを落とした後、つまようじや歯ブラシを使って穴を掃除します。目詰まりがひどいときには酢を入れた水に一晩浸け置きします。汚れを水で流し、洗剤で軽く洗ってセットします。
  • シャワーホースがカビると除去しにくいので、日頃から汚れや水分を拭き取っておきましょう。
【風呂釜】
  • 月1回程度、風呂釜専用洗浄剤を使って掃除しましょう。風呂釜のタイプ別に選ぶ洗浄剤が異なりますのでご注意ください。
  • 循環フィルターは外して、目詰まりのもとになる毛髪や湯あかを歯ブラシで使って取り除きます。

補修方法
ユニットバスのジョイント部の大きな割れやすき間 地下に水が入り込んでしまい、木部の腐りの原因になります。“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。
水道管や給湯器の鉄分からのもらいサビ 付着量が少ない場合は歯磨き粉などで落とせます。サビがしつこい場合は還元型漂白剤をお湯でペースト状にし、塗り付けます。1時間置き、布で漂白剤を拭き取って水で洗い流します。
FRP・ポリ浴槽の亀裂 エポキシ系接着剤を指で埋め込みます。
タイル浴槽の水漏れ

水漏れの原因である、目地のヒビ割れか抜け落ちを探します。ヒビ割れには、建物用防水材を吹きつけます。欠けている場合は、シリコン系充填剤を使いましょう。

※範囲が広ければ、目地セメントで塗りつぶすほうが、早くきれいに仕上がります。
ホーロー浴槽のキズ サンドペーパーでキズのサビを取って磨きます。よく乾いてから、ホーロー補修剤を塗りこみましょう。はみ出した部分は、固まる前に取り除きます。
シーリング劣化 劣化した部分を取り除きます。汚れを落としてよく乾かし、プライマー(シーリング下地処理剤)を塗ります。シリコン系シーリング剤でシーリングしましょう。

2. 洗い場・天井・壁まわり

日常のお手入れ
  • 日頃から入浴後は自分の汚れを洗い流すなど、汚れをためないよう心がけておくと、簡単なお手入れですみます。
  • 入浴後は水シャワーを浴室全体にかけ、水分をできるだけ拭き取り、換気扇を回しましょう。カビ予防に効果があります。
【天井・壁まわり、床】
  • 天井は水洗いをします。汚れた時は、住居用洗剤を使いましょう。照明器具に水をかけないように注意して洗います。
  • 湿気や石けんかすの飛び散りによる壁や天井のぬるつきは、週一回を目安に浴室用洗剤で洗い流しましょう。しっかり水ですすいだら窓やドアを開け、風通しを良くして乾燥した状態を心がけましょう。
  • 床のぬるつきは石けんかすや微生物の発生によるものです。入浴後はシャワーでしっかり汚れを流しましょう。週一回を目安に浴室用洗剤で洗います。
  • タイルの壁や床のしつこい汚れは、クレンザーと洗濯用粉石けんをつけ、たわしでこすりましょう。
【排水口】
  • 目皿をはずしてゴミ、髪の毛を掃除しましょう。
  • 2~3ヶ月に1度、排水管用洗浄剤を流して掃除しましょう。
  • 詰まった場合はラバーカップで吸いあげます。
【換気扇・浴室乾燥機】
  • 月に一度はルーバーやフィルターを外してお手入れしましょう。ルーバーは洗剤を入れたぬるま湯に浸け置き市、汚れを取り、しっかり乾かしてから取り付けます。浴室乾燥機のフィルターは取り外し、ホコリを掃除機で吸います。汚れのひどい場合はつけ置き洗いをしましょう。よく乾燥させてから取り付けます。
    ※機種によって異なりますので詳細は各取扱説明書をご確認ください。

補修方法
カビ カビ取り剤を吹きかけ、10~15分おき、水で洗い流してください。その後、自然乾燥させます。
カルキのシミ 浴室用洗剤でこすり落とします。軽く磨いてはお湯をかけ、また磨く、というように根気よく落としましょう。
タイル目地のひび割れ エポキシ系接着剤か、カビ止め兼用の目地用塗料を塗ります。
タイル目地の欠落

欠けている目地の周辺をはぎ落とします。汚れを落とし、よく乾かします。タイル用ホワイトセメントやシリコン充填剤で埋めます。

タイルのはがれ

同じ大きさ、色・柄のタイルを買ってきます。

※はがれたタイルが使えるときは、裏のモルタルなどをきれいに落とします。
はがれた箇所のモルタルを削り落します。タイル・コンクリート用接着剤をタイルの裏に塗り、押しつけるようにして貼ります。ガムテープで止めるなどして一日おいてください。

注)バスルームの補修は、専門知識が必要なことが多いので“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

トイレ

日常のお手入れ
  • トイレの汚れは放っておくと、尿水成分と、空気中の炭酸ガスが結びつき、「尿石」というガンコな汚れに変化します。気づいた時にはすぐお手入れ、を心がけましょう。
  • 汚物を分解するバクテリアが死滅したりすると、浄化槽から悪臭が発生します。薬品等を流さないようにしましょう。
  • 浄化槽のニオイが気になる場合は、酸素微生物(市販)をぬるま湯に溶かして便器に流し、一晩置きます。
【便器】
  • 汚れた時は、すぐにペーパーなどで拭き取っておきましょう。
  • 週に1~2度トイレ用洗剤をつけ、ブラシでこすりましょう。ニオイの原因となりやすい、便器のフチやフタのネジ部分も歯ブラシなどを使ってきれいにしましょう。
【便座】
  • 使用後はトイレ用クリーンペーパーなどでこまめに掃除します。
  • 月に一度は洗剤拭きでお手入れします。汚れ部分に洗剤をかけ、しばらくおいた後ブラシやスポンジで軽くこすり落とします。
【機能付き便座】
  • 機能付き便座はコードがねじれてないか、接続部分に緩みがないか確認します。
  • 水で濡らした柔らかい布をじゅうぶんに絞り、住居用中性洗剤を含ませて、タッチパネル操作部を拭いて掃除します。細かい部分は割りばしに布を巻き付けたものや、綿棒に洗剤を含ませて汚れを取り除きます。
  • 機能付き便座は電子部品が入っているので水をかけないでください。
  • 脱臭機能付き便座は脱臭力セットにホコリが付くと脱臭効果が低下します。脱臭吸込口のホコリを掃除機で吸い取り、さらに歯ブラシで詰まりを取り除いてください(脱臭力セットの寿命は7年程度です。)
    ※機種によって異なるため、各取扱説明書をご確認ください。

補修方法<便器>
ぐらつき 便器と床をとめつけているネジを締め直します。
詰まり まず止水栓を締めてからカバーラップで詰まりを取ります。一回で直らなければ数回繰り返します。詰まりが取れたようであればバケツで少しずつ水を流し、流れている事を確認します。透明ビニールシートやゴミ袋の中央に穴を開け、ラバーカップの柄を通して作業すると水はね防止になります。

日常のお手入れ
【タンク】
  • 手洗付きタンクの水あかなどは、トイレ用洗剤やクリームクレンザーで拭き取ります。
【パイプ】
  • パイプなど金属部分は柔らかい布で拭いてください。湿気が付いたまま放置すると、サビの原因になります。サビが出た場合、クレンザーを使わず市販のサビ取り剤で落とした後、防サビ剤を塗っておきます。
【床】
  • 床飛び散った尿はニオイの原因になるので、忘れず拭き取りましょう。すぐに拭き取れば、洗剤を使わなくても落とせます。
  • クッションフロアの場合は、修正洗剤をつけて拭きます。その後必ず水拭きをし、洗剤分を落とします。
  • タイルの場合、汚れのほとんどがカビです。洗剤を薄めてブラシでこすってください。それでも取れない場合は、塩素系漂白剤を流してしばらくおき、水を流してタワシでこすります。

危険塩素系漂白剤とトイレ用酸性洗剤は、混ぜると有毒ガスが発生して危険なので絶対に混ぜないでください。

補修方法<タンク>
水が止まらない (1)浮きゴムにゴミが付いて、すき間ができていないか確認します。ゴミで水が漏れているのであれば、ゴミを取り除きます。
(2)タンクの底の浮きゴムを確認し、摩耗していたら新しいものと取り替えます。
(3)浮き玉のセッティングが高すぎないか確認し、浮き玉の支持棒を調節します。
(4)ボールタップのパッキンの劣化を確認しましょう。
(5)鎖がよじれていたり、浮き玉がはずれたりしていないか確かめます。
水があるのに水が出ない 鎖が切れている場合は交換しましょう。また、鎖がたるんでいるときは調整します。レバーとレバーの心棒の緩みを確認し、緩んでいれば締め直します。
水がたまらない 浮き玉を確認し、ひっかかって下がらなくなっていたら、取り付け位置を調整しましょう。

水洗タンクの仕組み

玄関建具・窓まわり

1. 玄関建具

日常のお手入れ
  • ちょっとした不具合も、長期間放っておくと徐々に大きな傷みになるので、日頃から点検を心がけましょう。
  • キズや塗装のはがれをそのまま放置すると、本体の劣化を早めてしまうので、早目に対処しましょう。
  • 表面塗装には優れた耐久性、耐候性を持つ塗料を用いていますが、シンナー類やベンジンなどを使用すると、塗膜がはがれるおそれがあります。
  • ドアに重いものを下げるとその重みでドアがきしみ、蝶番を壊したり、ドアクローザーを傷める原因になるので避けましょう。
  • レールに砂や小石がたまると戸の開閉に支障をきたすので、日頃からサッシブラシなどで取り除きます。
  • 2~3年を目安にゆがみやすき間がないかを点検し、随時建付調整を行います。
【木製ドア・引き戸】
  • 柔らかい布で乾拭きしましょう。汚れのひどい時には住居用洗剤をぬるま湯で薄めたもので拭きます。
  • 泥などがついた場合は、水かお湯で拭き取り、その後十分に乾拭きをし、湿気を残さないようにしましょう。
  • 月に一回の割合で専用ワックスを塗りましょう。
【アルミ製ドア・引き戸】
  • 週1回の割合いで柔らかい布で水拭きし、半年に1回は居住用洗剤を薄めたもので拭きましょう。洗剤と水気はよく拭き取ります。最後に乾拭きをします。
    ※寒冷地では冬季間の水拭きが結露や霜などの原因になることもあるので、控えましょう。
    ※たわしやスチールウール、クレンザーなどは表面を傷つけてしまうため使わないでください。
【銅製ドア・引き戸】
  • 流水をかけながら柔らかい布で汚れを洗い流します。汚れがひどいときには住居用中性洗剤を薄めたもので拭きます。その後、柔らかい布でていねいに水拭き仕上げをして、洗剤と水気を拭き取ります。最後に乾拭きをします。
    ※寒冷地では冬季間の水拭きが結露や霜などの原因になることもあるので、控えましょう。
    ※たわしやスチールウール、クレンザーなどは表面を傷つけてしまうため使わないでください。
【ドアノブ・蝶番・ドアクローザー】
  • ドアノブは、手あかで汚れているので念入りに拭きましょう。
  • ドアノブのくもりが気になるときは、歯磨きや金属磨きを使用します。
  • 蝶番はドアの重荷がかかるため、定期的に固定ネジを締め、回転部分にシリコンスプレーを吹きつけましょう。
  • ドアクローザーは、年に2回、速度調節弁を調整しておきます。
    ※ドアクローザー内の油の軟度の違いから、夏と冬ではドアの開閉速度が違っています。

補修の目安
ドアクローザー 10~15年で取替を検討。
木製建具 15~20年で取替を検討。
アルミ製・銅製建具 20~30年で取替を検討。
ご注意

ドアクローザーの調整をする場合、よく取扱い説明書を読んでから行ってください。方法を誤るとドアにはさまれたりして危険ですから注意してください。

調整方法
ドアの閉まりスピードの不調 ドアの上部についているドアクローザーの速度調整弁をドライバーで回しスピードを計り調整します(右に回すと遅くなり左に回すと速くなります)。左へ回しすぎると、内部の油が漏出するおそれがありますので注意してください。
引き戸の開閉が重い 引き戸の下部にある戸車調整ネジを回して調節します。ドライバーで左に回すと戸車は下がり、右に回すと上がります。
ドアの開閉がスムーズにいかない 蝶番のネジをドライバーでゆるめて、蝶番を左右にスライドさせて調節します。丁番の油不足が原因の場合は、ドアを開け、丁番を支える芯棒部分に油をさします。
ドアの鍵がかかりにくい 枠に付いているストライク(受け金具)のネジをドライバーでゆるめて、ストライクを左右にスライドさせて調節します。
※ストライクを枠から外さないように注意してください。

ドアクローザーの調整
ドアクローザーの調整

2. アルミサッシ・樹脂サッシ

日常のお手入れ
  • 汚れやホコリを放っておくとキズや劣化の原因になるので、定期的にお掃除しましょう。
【アルミサッシ】
  • ホコリは、そのままにしておくとサビの原因になるので、乾いたら柔らかい布でこまめに拭きましょう。
  • ひどい汚れは、住居用洗剤で拭き、さらに水拭きをして乾いた布で拭き取りましょう。
    ※キズがつきやすいので、はたきがけなどでホコリをよく取ってから拭くようにしてください。
    ※アルカリ性や酸性、塩素系の洗剤の使用は、サッシの変色の原因となるので避けてください。

  • 住居用洗剤などを使用したら、ツヤ出しと汚れ防止に、カーワックスか家具用ワックスを塗って仕上げておきましょう。
    ※ツヤ消し仕様のサッシの場合は、ワックスを塗らないでください。色ムラができる恐れがあります。

  • 海岸地方や湿気の多い地方のサッシは傷みが早いので、こまめに掃除をしましょう。
【樹脂サッシ】
  • お手入れはキズをさけるため、布やスポンジのような柔らかいものを使い、金属ブラシや金ベラは使用しないようにしてください。
  • 中性洗剤で定期的に行います。
  • ひどい汚れは、中性洗剤、アルカリ性洗剤をうすめた液で拭き、さらに水拭きをして乾いた布で拭き取ります。
    ※キズがつきやすいので、はたきがけなどでホコリをよく取ってから拭くようにしてください。
    ※ベンジンやガソリン、エーテル、シンナー、アセトンなどの有機溶剤は使わないでください。

  • 熱に弱いので、アイロンやストーブをそばに近づけないでください。
  • 油性ペンなどは落ちなくなるので、付けないように注意しましょう。
  • 塩素系薬品(次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤・カビ取り剤等)が、サッシに付着したまま放置された場合、表面が変化することがあります。付着した場合はすぐに洗い落としてください。
【窓枠】
  • サッシのレール部分にゴミなどがたまると開閉に支障をきたすので、サッシブラシなどを使い、定期的に溝の掃除をします。

ご注意

窓枠と外壁の接する部分にはシーリング材が充填されています。傷つけないよう注意しましょう。シーリング材が劣化すると、割れたりはがれたりし、雨漏りの原因になります。

補修の目安
戸車 10~20年で交換を検討。
サッシ 20~30年で取替を検討。

補修方法
開閉が重い 戸車に油をさすか、シリコンスプレーなどを吹つけましょう。戸が重くなり、開閉時に音がするようになったら戸車交換の時期です。
戸車の調整 ドライバーで戸車の高さを調整します。サッシ戸の側面下にあるプッシュボタンをはずし、調整ネジを回して調整します。サッシを上げたいときは時計回り、下げたいときは反時計回りに回します。
アクセント錠がかからない クレセント錠本体とクレセント錠受けの調整ネジで調整しましょう。少しゆるめてスライドさせます。クレセント錠本体は上下に、受けの部分は左右に動きます。かかりやすい位置に合わせ、ネジをしっかり締めます。
サッシのレール部分からのすきま風 気密ピースの調整をします。ドライバーで調整ネジをゆるめ、気密ピースを下げます。枠とのすき間をなくした後、調整ネジを締めます。
※気密ピースは室内側、室外側サッシ戸の両方を下げてください。
サッシ

3. 雨戸・網戸

日常のお手入れ
【雨戸】
  • 敷居にゴミがたまると開閉しにくくなるので、ときどき掃除をしましょう。
  • 積もった汚れがサビや腐食の原因になるので、半年に1度は念入りにお手入れをしましょう。
  • 木製・金属製(スチール製・アルミ製)いずれも、ときどき外して水を流しながらブラシで洗ってください。洗った後は乾いたタオルでよく拭いてから陰干ししましょう。水気が乾いたら、全体にカーワックスを塗っておくとホコリや湿気がつきにくくなり、サビの予防にもなります。
  • 汚れのひどいときは、住居用洗剤を直接スプレーして、ナイロンパットなどでこすります。その後は水洗いし、乾拭きしましょう。
【網戸】
  • ふだんは、はたき掛けしてゴミやホコリを落としましょう。目詰まりするとじゅうぶんな通気が得られなくなります。
  • 掃除機を使ってホコリを取るときには、新聞紙を使います。網の裏に新聞紙をあて、掃除機をかけます。ホコリがよく取れ、網のたるみも防ぎます。はじめに内側、次に外側の順でかけましょう。
  • 網戸を外すときは、はずれ止めをゆるめて下げます。操作つまみをドライバーなどで引きだし、網戸を持ち上げ外します。
  • 汚れがひどいときは、住居用洗剤を溶かした液を使って、ブラシやスポンジで網戸を両側からたたくようにして洗います。その後は水洗いし、陰干ししましょう。洗剤分をしっかり流しきるのが肝心です。
    ※網戸を洗うときは、立てかけて行うと、網が押されてゆるんだり破れたりするので、網の張ってある側を下にして寝かせて洗ってください。網は一度たるんでしまうと元に戻らないので注意しましょう。

  • 網はポリプロピレン製で火や熱、薬品類に弱く、溶けてしまうことがあります。特にタバコの火には気をつけましょう。

調整方法
網戸の開閉がスムーズにいかない 戸車の調整をします。網戸下端の両側にある調整ビスをプラスドライバーでゆるめ、網戸を上下させれば高さが調整できます。
網戸がはずれる 框上部のはずれ止めにあるネジを調整してください。
調整方法
補修方法
網戸の穴 穴の開いた部分だけカットします。同系の網を購入し、カットした穴より一回り大きなサイズにカットします。穴の開いた部分にかぶせボンドで接着してください。小さな穴ならマニキュアを何度か塗れば補修できます。
網戸のたるみ たるみがある場合、軽くドライヤーを当てるとハリが出ます。網戸から20~30cm位離し、熱風を当てたり止めたりを繰り返します。それでもなおらない場合は網全体を張替えます。

網戸の張替え
調整方法

4. シャッター

日常のお手入れ
【雨戸】
  • シャッターの開閉は、必ず中央部を持ってゆっくりと行いましょう。シャッターの障害物の有無を必ず確認してから閉めてください
  • ガイドレールなどにホコリやゴミが固まっていると、スムーズに動きません。ほうきやレールブラシなどでこまめに取り除きましょう。
  • スラッターは水洗いでホコリを取ります。ホコリに含まれる塩分でもらいサビが生じます。数ヶ月に一度は洗いましょう。
  • 落ちにくい汚れは住居用洗剤で水拭きし、乾いた布で水分を拭き取ります。
  • 長期間開けたままや閉めたままにしておくと、開閉しにくくなる場合があります。月に1、2度は開け閉めしましょう。

ご注意

シャッターボックスは変形しやすいので、はしごを掛けたり、上に乗ったりしないようにしましょう。電動シャッターの場合、故障の原因になるので、シャッターボックスに直接水をかけて洗浄するのは避けましょう。

補修方法
シャッター開閉時の重さ ガイドレールとシャッターの間にシリコンスプレーを吹きつけます。
シャッターの異常音 異常音はシャッターの変形につながり、動かなくなります。お早めに“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。

バルコニー・濡れ縁

日常のお手入れ
  • 砂ボコリや落ち葉などがたまりやすいので、こまめにほうきなどで掃きましょう。床にたまった砂やホコリは、防水面にキズをつける原因になります。
  • 排水溝が詰まると水が流れず、溢れ出すおそれがあるので、ゴミは定期的に取り除きましょう。
  • スラッターは水洗いでホコリを取ります。ホコリに含まれる塩分でもらいサビが生じます。数ヶ月に一度は洗いましょう。
  • 部分的な汚れは、少量の水を使ってクレンザーでこすり、きれいに拭きとります。
【手すり・笠木】
  • ふだんから水拭きをして、きれいにしましょう。こびりついてしまった汚れには、住居用洗剤を使います。歯ブラシなどでこすり落として、水で洗い流し、水気をしっかり拭き取ります。汚れを拭き取った後、自動車用のワックスを塗ると汚れ防止になります。
【濡れ縁】
  • ふだんからこまめに雑巾がけをしましょう。
  • オイルステイン仕上げは、木材の持ち味を活かす分、塗膜が薄く褪色しやすく、オイルペイントははがれや汚れが目立つようになります。手の届く場所は、1~2年周期で手入れをしてください。

補修方法
鉄部のサビ サンドペーパーでこすり落とし、固まっているサビはワイヤーブラシなどでけずります。その後、サビ止め塗料で下塗りをします。完全に乾いてから仕上塗料を塗ります。全体がサビでいる場合は“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
木部のキズ 表面の汚れをよく落とし、パテで傷を埋めてから市販の塗料で塗装します。大きなキズは“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。
アルミ部の腐食 目の細かいサンドペーパーで腐食部分を落とし、市販の透明ラッカースプレーを吹き付けます。大きな腐食は“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
コンクリートベランダのヒビ割れ 床面に特殊塗料かベランダ用塗料を塗ります。大きな場合は“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。
オイルステイン仕上げの褪色 表面の汚れをよく落とし、市販の塗料に記載された方法に従って塗装します。
木部床のそり、釘の浮き 木材の乾燥、収縮で生じた釘の浮きは金づちで打ち込みます。ただし、床のそりが大きいとすき間から水分が入り込み、腐りの原因になるので、その場合は“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。

経年劣化

日射や風雨にさらされるので、歳月が経つにつれ、色あせや劣化が起こります。ただし、塗膜が残っていれば性能的に問題はありません。チョーキング(白く粉が吹いたような状態)が目立つようになってきたら塗替えの次期です。“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。

屋根

1. 瓦葺き

日常の点検
  • 耐候性、耐火性にすぐれており、日常的なお手入れは不要です。
  • 地震や台風の後は、ズレがないか点検しましょう。
  • ときどき天井裏点検口から雨漏りがないか点検しましょう。
補修方法
配列のズレや割れ 雨漏りなどの原因になります。早目に“リフォーム倶楽部オネスト”にご連絡ください。
雨漏り 至急“リフォーム倶楽部オネスト”までご連絡ください。

2. 化粧スレート葺き

補修方法
  • 日常的なお手入れは不要です。
  • 1年に1回は、浮きやズレがないか点検しましょう。
  • 強風や台風の後は、特に浮きやズレに注意しましょう。
  • ときどき天井裏点検口から雨漏りがないか点検しましょう。

補修方法
配列のズレや割れ 雨漏りなどの原因になります。早目に“リフォーム倶楽部オネスト”にご連絡ください。
雨漏り 至急“リフォーム倶楽部オネスト”までご連絡ください。

3. 金属板葺き

日常の点検
  • ゴミや落ち葉がたまると水はけが悪くなり、雨漏りやサビの原因になります。ホースで水をかけて落とすなど、屋根に上がらず安全にできる範囲で取り除きましょう。
  • 1年に1回は、浮きやズレがないか点検しましょう。
  • 表面が白っぽくなったら、塗り替える時期がきています。早目に“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。
  • ときどき天井裏点検口から雨漏りがないか点検しましょう。

補修方法
色あせ・傷・サビ 塗替えが必要です。早目に“リフォーム倶楽部オネスト”にご連絡ください。
雨漏り 至急“リフォーム倶楽部オネスト”までご連絡ください。

ご注意

屋根に上がることは、転落事故などの危険が伴いますからおやめください。必ず専門の業者に依頼してください。

雨どい・軒先

1. 雨どい

日常のお手入れ・点検
  • ゴミや落ち葉が詰まっていたら、すみやかに取り除きます。年に2~3回定期的に掃除しましょう。
  • 集水器のゴミや泥は取り除き、軒どいにこびりついた泥を竹ベラなどで落とし、小さなチリぼうきで掃き集めて捨てます。掃除が終ったら水で洗い流します。
  • 接続部分のすき間、金具の緩み、はずれ、割れがないか点検しましょう。
補修方法
とい受け金具の緩み
<板張り壁など木部の場合>

木工用パテを穴に詰め、金具を固定します。新しい金具に取り替える場合は穴を木工用パテなどで埋め、別の位置にキリで穴を開けて新しい金具を取り付けます。

<モルタル壁の場合>
下地木部に金具を固定し、表層のモルタルとの隙間をシーリング材で埋めます。
※とい受け金具が緩んでいるときは、軒どいの勾配がくるっていることがあります。点検して直します。
ヒビ割れ・はずれ

軒どいの接合部をチェックし、緩んでいるときははずして汚れを落とし、市販の雨どい用接着剤を塗ってつなぎ直します。たてどいのヒビ割れ部分は、補修テープまたは防水テープを巻いて貼ります。ヒビ割れにすき間が目立つようなら、充填剤をつめてから防水テープを巻きます。

※ひどい場合は取替えが必要です。
詰まり 一方の端に、といの直径くらいの古布を長い針金につけ、といに通して上下にゆり動かしながら引き出します。
ご注意

強い風雨や積雪のために集水器とといが変形、あるいははずれたり、年数が経つとともにとい受け金具が緩んだり、サビを伴うことがありますので注意しましょう。

2. 軒先

日常の点検
  • シミやはがれがないか確認しましょう。
  • 通風口や有孔板にホコリ、クモの巣がないかチェックし、あれば取り除きましょう。

    ※通風口や有孔板に向かって放水をしないでください。

補修方法
部分的なはがれ 釘打ちして押さえ、コーキング材を充填します。
鼻かくし・破風板の色落ち 同色のペンキを塗ります。

ご注意

雨どいとその周辺の作業は、転落事故などの危険がありますからご注意ください。

※はしごを使うとき、先端には厚い布などをまきつけ、壁や破風、屋根をキズつけないようにしてください。また、安全にはしごに昇るため、人に押さえてもらうとよいでしょう。自分では困難な場合、無理をせず専門業者に依頼しましょう。

外壁

1. サイディング

日常のお手入れ・点検
  • 雨水のはねあがり汚れは、表面を傷つけない堅さのブラシなどで水洗いしましょう。

    ※基礎のまわりに犬走り・玉砂利を施すと防止できます。

  • キッチン換気フード周囲は、薄めた洗剤でこまめに洗い流しましょう。

    ※ベンジン・シンナーなどの溶剤は使用しないでください。

【窯業系サイディング】
  • シーリング材は、2~3年ごとに点検しましょう。

    ※継目のシーリング上層の吹付け仕上材には、材質上、ヒビ割れが生じることがありますが、防水機能に影響はありません。

【金属系サイディング】
  • サビがでてないか、3~5年ごとに点検しましょう。
  • 定期的に、緩みを点検しましょう。

    ※金属板または外壁本体の変形などにより、接合部の緩みが生じ、そのままにしておくと、雨漏りの原因となります。


補修方法<窯業系>
褪色 劣化の度合いに応じて塗り替えます。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。
割れ

破損した部分だけ、抜き取り交換します。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

シーリング材の劣化 劣化したシーリング材をへらなどで取り除き、ブライマー(シーリング下地処理剤)を塗った後新しいシーリング材を充填します。または“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

補修方法<金属系>
サビ

劣化の度合いに応じて塗り替えます。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

※サイディングの表面が白っぽくなったり、ヒビ割れが生じてしまったら塗り替える必要があります。
変形

変形した部分を抜き取り、成形、交換します。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

緩み 雨漏りの原因となります。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

補修の目安
窯業系

5~7年でシーリング打替え
10~20年で再塗装
25~30年で張替え検討

金属系

3~5年ごとに再塗装

2. タイル

日常のお手入れ
  • 雨水のはねあがり汚れは、表面を傷つけない堅さのブラシなどで水洗いしましょう。
    ※基礎のまわりに犬走り・玉砂利を施すと防止できます。
  • 堅いものをぶつけたり、はげしくたたいたりしないでください。
  • ボールをぶつけて遊ぶことは避けてください。タイルの損傷や汚れにつながります。
補修方法
カビ

薄めた洗剤などを使って洗い流します。

ヒビ割れ

建物の耐久性を著しく低下させるおそれがあります。至急“リフォーム倶楽部オネスト”にご連絡ください。

補修の目安
5~7年でシーリング打ち替え、20~25年で張替え検討。

3. モルタル

日常のお手入れ・点検
  • 雨水のはねあがり汚れは、表面を傷つけない堅さのブラシなどで水洗いしましょう。
    ※基礎のまわりに犬走り・玉砂利を施すと防止できます。
  • 亀裂・褪色がないか点検しましょう。
  • キッチン換気フード周囲は、薄めた洗剤でこまめに洗い流しましょう。
    ※ベンジン・シンナーなどの溶剤は使用しないでください。
  • 堅いものをぶつけたり、はげしくたたいたりしないでください。
  • ボールをぶつけて遊ぶことは避けてください。モルタルの損傷や汚れにつながります。
補修方法
コケ・カビ

薄めた洗剤などを使って洗い流します。

亀裂 小さな亀裂なら表面のゴミやホコリなどを取り除き、市販の耐水性コーキング材を注入します。亀裂が大きい場合は建物の耐久性を著しく低下させるおそれがあります。至急“リフォーム倶楽部オネスト”にご連絡ください。
褪色 “リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。塗装がはげると下地の壁面にヒビ割れが入りやすくなります。気をつけましょう。
フード下のがんこな汚れ アルカリ性の強い洗浄剤を使いたわしでこすったあと、水で洗い流します。
壁のはげ落ち・はずれ

劣化が進んでいます。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

補修の目安
7~10年で塗替え・吹き替え、15~20年で全面再塗装。

4. 板張り

日常のお手入れ・点検
  • 雨水のはねあがり汚れは、表面を傷つけない堅さのブラシなどで水洗いしましょう。
    ※基礎のまわりに犬走り・玉砂利を施すと防止できます。
  • キッチン換気フード周囲は、薄めた洗剤でこまめに洗い流しましょう。
    ※ベンジン・シンナーなどの溶剤は使用しないでください。
  • 堅いものをぶつけたり、はげしくたたいたりしないでください。
  • 外壁に、釘などを打ちつけたりしないでください。
    ※電気配線に支障をきたしたり、雨漏りの原因になります。
  • 雨水や湿気を受けることにより腐りやすくなるので、常に乾燥状態を保てるよう留意しましょう。

補修の目安
3~5年ごとに再塗装

建物周辺

1. 基礎まわり

日常のお手入れ
  • 基礎の立ちあがりコンクリート部分の泥はねが気になる場合は、乾いているときにブラシなどで落としましょう。床下に水が入るのを防ぐため、水洗いは避けてください。
ご注意
  • 基礎の周囲を深く掘らないようにしてください。
    ※上下水道工事や植栽の際は、基礎本体や支持基盤を損なわないよう注意が必要です。
  • 建物のすぐそばに、大きくなる樹木を植えないでください。成長につれて、根が基礎を破壊することがあります。

2. 排水関係

日常のお手入れ
  • 建物まわりの排水用ためますや溝のゴミは、定期的に掃除しましょう。
    ※敷地内に水たまりができたりして湿気が多くなると、不衛生なばかりでなく、建物の劣化、しろありなどの害虫発生の原因になります。
  • 水はけが悪い地盤では、雨どいから直接排水ますへ流したり、U字溝や集水管の埋設などの方法があります。“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

3. 土留め・石垣

日常のお手入れ・点検
  • 定期的に水抜口を掃除しましょう。
    ※水抜口が詰まると、排水ができなくなり、土留め、石垣が崩れる原因となります。
  • 定期的に点検し、亀裂、傾斜、はらみなどの異常が見つかったら、早目に“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。

4. 門・門扉・フェンス・塀

日常のお手入れ・点検
  • 傾きなどがないか、基礎部分を点検しましょう。
  • ブロック、コンクリート、石などの門・塀は、たわしやブラシで、タイルの場合は布やブラシで水洗いをしましょう。板塀の汚れは、たわしでこすり落としてから、水をかけます。
    ※洗剤の使用は、素材を傷めるので避けてください。
  • 板塀は2、3年に1度、防腐剤、ペンキを塗り替えましょう。
  • サビの出やすい切断部分とネジ止め箇所を中心にサビがないか点検しましょう。
    ※サビは腐食して穴のあく前触れなので、早目に処置してください。
  • 鉄柵は、雑巾で汚れを落としましょう。泥はねは、水をかけてブラシでこすり落としましょう。
補修方法
タイルのはがれ 壊れた部分を目地ごとはずし、下地を平らに直します。ホコリを取り除いてから、タイルを専用接着剤で貼りつけます。タイルが固定されたら、目地モルタルを詰めます。
鉄部のサビ スチールタワシ、ワイヤブラシ、金ベラなどでサビを落とし、サンドペーパーで磨きます。サビ止め塗料(水性の速乾性のもの)を塗ります。乾いたら塗装(2度塗り)します。
白サビ ワイヤブラシ、サンドペーパーなどでこすり落とします。透明のラッカースプレーを吹き付けます。
塀の下部のカビによる変色 薄めた漂白剤でこすり落とします。

結露

暖かい空気中に含まれている水蒸気が、冷たいものの表面に触れることによって水滴が生じる現象が結露です。例えば、冬の電車のガラス窓が曇ってしまうのもこのため。この現象が、住まいの中でも起こります。結露による水分は、木材の強度と耐久性を損なうことにつながるので、注意が必要です。


1. 表面結露

湿気を含んだ温かい空気が冷えた壁や窓ガラスなどに接して、空気中の水蒸気が水滴に戻り、窓などの開口部、壁、押入れなどの表面にできます。放置するとシミ、カビの原因になり、家具などの汚損にもつながります。

日常のご注意
  • 水蒸気の発生をできるだけ抑えてください。
  • 通風、換気の心がけをしましょう。
  • 板塀は2、3年に1度、防腐剤、ペンキを塗り替えましょう。
  • 各部屋の温度差をできるだけ少なくしましょう。

表面結露を防ぐ住まい方

こまめな換気と、水蒸気をなるべく発生させないことが大切です。

表面結露を防ぐ住まい方
【居室】
  • 室内に洗濯ものを干すことは、できるだけ避けましょう。 ※洗濯物が乾くときに多量の水蒸気が発生します。やむをえないときは、エアコンで除湿したり、窓を開けて水蒸気を外に逃がします。
  • 冬場の閉め切った部屋に大人数集まるときは、十分に換気をしましょう。 ※相当の水蒸気が発生します。鍋ものなどをするときは、特に注意が必要です。
  • 窓ガラスやサッシのアルミ部分に水滴がついているようなときは、こまめに拭き取りましょう。
  • 開放型の灯油ストーブは空気中の酸素を燃焼させ、水蒸気を発生させるのでなるべく使わないようにしましょう。
  • 植物や水槽などは少なめにしましょう。
  • 早朝は温度が下がり、結露が生じやすいので防止のため、寝る前に一度窓を開けて換気しましょう。
  • 除湿機を使えば確実に、効果的に湿度調節ができます。特に、窓などの結露を拭き取った後スイッチを入れておくと、部屋全体の湿気をしっかり取ってくれます。

【バスルーム】
  • 入浴中はもちろん、入浴後もしばらく換気して、天井や壁などの水滴が残らないようにしましょう。
  • 戸はいつも閉めて、他の部屋に湿気をもらさないようにします。

【押し入れ・クローゼット】
  • 頻繁に戸を開けて換気をします。
  • 内部の空気がよどみがちなので、すのこを壁と床に置き空気の循環をよくしましょう。
  • 布団や衣類が直接壁や床に触れないようにします。
  • 通気を確保するために、荷物や衣類を詰め込みすぎないようにしましょう。

2. 内部結露

室内の水蒸気を含んだ空気が壁の中に入り込んで断熱材内部にとどまり、外気により冷やされて起こります。水滴がたまるのが外壁内部のため、見えないところで木材を腐朽させ、住宅の耐久性を著しく低下させます。床下点検と合わせて定期的に点検し、以上が認められた場合には“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。

カビ・ダニ

カビやダニは、ぜんそくやアレルギーなど健康を害する原因と言われています。発生を抑えるには栄養分を与えないこと、そして温度と湿度の管理が大切です。日頃から積極的な換気を心がけましょう。


1. カビ

防止対策
  • 入浴中はもちろん、入浴後もしばらく換気して、天井や壁などの水滴が残らないようにしましょう。
  • 戸はいつも閉めて、他の部屋に湿気をもらさないようにします。

対処法
  • 発生したら、薄めた中性洗剤にひたした雑巾をかたくしぼり、よく拭いた後でドライヤーなどで乾燥させます。また、防カビ剤は短期的なら効果があります。

2. ダニ

  • 高温多湿を好み、一般的には夏に発生し、活発に活動します。
  • 最近では空調が発達し、生活様式も変化したため、住居内でダニが活動しやすく、季節を問わずに発生します。
  • ホコリ、フケ、皮脂などをエサにするため、カーペットやたたみ、カーテン、衣類などを不潔にしていると発生の原因になります。
防止対策
  • 日頃の掃除で、繁殖を抑えることができます。こまめに掃除をして、室内を清潔にしておきましょう。
  • 部屋の中の家具の上にホコリがたまらないように注意し、掃除の時はホコリを立てないよう掃除機で吸い取るか、雑巾などで拭き取ります。
  • たたみの上にカーペットなどを敷くのは避けてください。たたみの通気性が悪くなり、ダニの住みかになります。
  • 湿度が高くならないように換気、通風に注意してください。
対処法
  • 市販の殺虫剤や防虫紙などで駆除します。
    ※使用の際は説明書にしたがってください。

ハウスダスト
  • 室内に浮遊する微粒子のことで、チリ、ホコリ、ダニの死骸、ダニのフン、繊維くず、花粉や胞子、タバコの煙粒子などたくさんの種類があります。いずれも目に見えないぐらいの小さいホコリです。アレルギー症状や、花粉症ぜんそくなどの症状の原因といわれています。
  • 最近の住宅は高気密のため、目に見えるホコリは取り除けても、ハウスダストは取り除きにくくなっています。カビ、ダニの繁殖を抑えること、換気してハウスダストを室外に追いだすことなどが大切です。

シックハウス対策

住宅内に発散した化学物質の影響によってさまざまな健康被害を起こすシックハウス。住宅の高気密化、ライフスタイルの変化なども一因と考えられています。正しい対策を行って、健康に暮らしましょう。

  • 新築やリフォーム後など頭痛やめまい、吐き気、喉の痛み、目がチカチカするなどの症状が出る場合があります。これらの症状は「シックハウス症候群」と呼ばれ、建材や建具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの揮発性有機化合物(VOC)が、その原因の一部だと考えられています。また、住宅の気密性が高くなり、ライフスタイルの変化に伴う換気不足なども影響があると言われています。

シックハウス症候群」の訴えが急増したため、2003年に建築基準法が改正されました。改正建築基準法に基づくシックハウス対策は以下のようになりました。


日常のご注意
  • 新しい家具やカーテン、カーペットなどにもVOCを発散するものがあるので注意しましょう。
  • 家具や床に塗るワックス類などにも発散するものがあるので、注意しましょう。
  • 防虫剤、芳香剤、消臭剤、洗剤、化粧品、香水、整髪料などにも発散するものがあるので注意が必要です。
  • 新築当初やリフォーム後は、特に換気や通風を心掛けましょう。
  • 気温が高くなる夏は、化学物質の発散が増えるので、窓を閉め切らないようにしましょう。
  • 窓を開けて換気する際には、一度に複数の窓を開けて、空気の循環を良くしましょう。
  • 24時間換気システムのスイッチは常時ONにしましょう。
  • 24時間換気システムは、取扱説明書に従い、定期的なフィルター掃除をしてください。
    ※フィルター掃除は必ず換気ユニットの電源をOFFにしてから行ってください。